iDeCoやNISA、確定拠出年金(企業型DC)や確定給付年金(企業型DB)、積立保険に会社の持株会・・・
資産形成と一口に言っても、色々ありすぎて、何にいくらから始めたらいいか、どのような配分にしたらいいか迷っていませんか?
この記事では、月に約38万円の積立を実践し、30歳で1,000万円に到達した私の資産形成に対する優先度と考え方をお伝えできたらと思います。
普段の仕事でも、たくさんの人の資産形成に関わっています!
こんな人におすすめ!
- iDeCo、NISA、企業型年金など、選択肢が多いと思っている人
- 今積み立てている資産形成の方法と金額が適切かどうか分からない人
- 資産形成の必要性を感じているが、何からどう手をつけていったらいいか分からない人
資産形成の優先順位と私の考え方
結論から先にお伝えすると、以下の順序で資産形成の投資優先度を立てています。
- iDeCo(企業型確定拠出年金・企業型確定給付年金を含む)
- 奨励金のある社員持株会
- 生命保険料控除を利用できる積立保険
- つみたてNISA
金額の内訳は記事の後半で公開してるよ!
えっ、つみたてNISAが最下位!?と思った人もいるかもしれません。
私は上記いずれにも投資をしていますが、もし積立額を減らすとなった場合、私はつみたてNISAの金額から減らします。
なぜ、「つみたてNISA」よりも「iDeCo」を優先するのか?
理由はいたってシンプルで、iDeCoの場合投資額をそのまま所得控除することができ、所得税や住民税を節税できるからになります。
つみたてNISAやiDeCoでは投資信託商品を買うので、購入する商品はほぼ変わりませんが、投資額が全額控除になるのはiDeCoだけの特徴です。
iDeCoで節税して増えた手取り分をつみたてNISAに回す、という考え方もできますし、基本的にまずはiDeCo、その次につみたてNISAの順番で考えるのがベターと言えるでしょう。
会社の「社員持株会」っておいしいの?
会社員の方の中には、勤務先で「社員持株会」がある方もいるのではないでしょうか?
こちらは企業制度にもよるので一概には言えませんが、投資額に対して5%や10%といった奨励金をつけて会社の株を買っていくことができるところが多いかと思います。
私の会社の社員持株会は、奨励金10%でした!
投資時点で投資額の10%プレミアがつき、会社の将来性や自分のがんばり次第で株価を上げていくことも期待できるため、私はつみたてNISAよりもこの社員持株会をiDeCoの次に優先しています。
「生命保険料控除を利用できる積立保険」とは?
今とくに生命保険に入られていない人には朗報です。
生命保険料の控除を使いながら積立ができる生命保険があります。しかも、健康状態の告知とかは一切不要な保険です。
えっ!?今からでも入れる保険があるんですか!?
生命保険料控除は、1年間の保険料の支払額に応じて、所得税や住民税が控除される制度です。
私はとくに生命保険に入っておらず、住宅ローンの団体生命信用保険(通称団信)があるからいいやと思っているタイプの人間のため、生命保険料の控除枠が空いていました。
この生命保険料控除を使いながら元本割れせずに積立ができるのが、明治安田生命の「じぶんの積立」という商品です。気になる方は、明治安田生命の公式HPをご覧ください。
控除を最大限に有効活用すべく、月1万円の掛け金で積み立て中!
こちらは途中解約すると元本が返ってくるもので、10年満期で5%の返礼率(60万円積立の場合63万円になって返ってくる)なので、投資商品として見ると正直ショボいのですが、所得税や住民税を少しでも取り戻し、余剰資金で定期預金的に預け入れておくものとして活用するといいと思います。
私が実践する毎月約38万円積立の内訳を公開!
私が現在実践している月々約38万円の積立の内訳は以下の通りです。
企業型の確定拠出年金、確定給付年金があるため、iDeCoの代わりとしているよ!
つみたてNISAの優先度は他の投資に比べ低いですが、投資額で見ると半分以上つみたてNISAに投資しています。
つみたてNISA以外の投資は、掛け金上限額が低いため、このような比率になっています。
金額の内訳は以下の通りです。つみたてNISAは私と妻の証券口座でそれぞれ10万円ずつ行っているため合計20万円に。
優先度 | 投資先 | 月々の掛金 |
1 | 企業型確定拠出年金(DC) | ¥27,000 |
2 | 企業型確定給付年金(DB) | ¥50,000 |
3 | 社員持株会(奨励金10%含む) | ¥95,700 |
4 | 生命保険(じぶんの積立) | ¥10,000 |
5 | つみたてNISA | ¥200,000 |
合計 | ¥382,700 |
生命保険は控除を最大限に有効活用できる月1万円で設定し、他の投資は制度上限いっぱいまで掛金設定をしています。
もしも、減らす場合は先述の通り優先度が一番低いつみたてNISAの掛金から減らしていくつもりです。
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